• 後任に皇太子の異母兄アブドゥルアジズ・ビン・サルマン王子
  • ファリハ氏はOPEC外交の顔の役割を果たしていた

サウジアラビアのサルマン国王は7日、ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相を解任し、後任にムハンマド皇太子の異母兄であるアブドゥルアジズ・ビン・サルマン王子を任命した。国営サウジ通信(SPA)が王室の政令を引用して伝えた。

新エネルギー相のアブドゥルアジズ・ビン・サルマン王子はエネルギー省で数十年にわたって勤務し、経験豊富で有能なテクノクラートと評価されている。ムハンマド皇太子とは年齢がかなり離れており、親しい関係にはないとされる。

ファリハ氏は最近、国営石油会社サウジアラムコの会長職から外され、産業開発を統括する職も解かれていた。この3年間、石油輸出国機構(OPEC)の外交の顔の役割を果たしていた。

原題:Saudi King Names Industry Veteran Abdulaziz as Energy Minister(抜粋)