内閣改造

11日行われる内閣改造と自民党の役員人事で、安倍総理大臣は河野外務大臣と茂木経済再生担当大臣を引き続き、重要閣僚に起用するとともに、加藤総務会長を再入閣させる方向で検討を進めています。一方、甘利選挙対策委員長は党の重要ポストで処遇する意向です。

11日行われる内閣改造と自民党の役員人事を前に、安倍総理大臣は8日、東京都内の私邸で麻生副総理兼財務大臣とおよそ1時間半会談しました。

安倍総理大臣は、麻生氏を続投させる意向を固めていて、麻生派に所属する議員の処遇などをめぐって意見を交わしました。

こうした中、安倍総理大臣は、河野外務大臣と茂木経済再生担当大臣を引き続き、重要閣僚に起用する方針を固めました。また加藤総務会長を再入閣させる方向で検討を進めています。

河野氏と茂木氏は、おととし8月からそれぞれ閣僚を務めていて、加藤氏も去年10月まで厚生労働大臣を務めていました。

安倍総理大臣としては、自民党の総裁候補とも目される3人を閣内で重要な役割を担わせることで、内政、外交の実務経験を積ませるとともに、内閣が掲げる政策を着実に進めるねらいがあるものとみられます。

一方、安倍総理大臣は甘利選挙対策委員長を引き続き、党の重要ポストで処遇する意向で、さらに、ほかの人事とあわせ調整を急ぐことにしています。