[30日 ロイター] – 共用オフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーは30日、新規株式公開(IPO)計画を撤回すると明らかにした。ソフトバンクグループ(9984.T)が大株主の同社は、先週24日に共同創業者のアダム・ニューマン氏が最高経営責任者(CEO)を退任していた。 

関係筋2人によると、同社は支出削減や新たな資金調達への依存を減らすため、社員削減や事業拡大ペースの見直しを検討しているという。 

現在、ソフトバンクなどと新たな出資についても協議している。 

ニューマン氏の後任として共同CEOに就任したミンソン、ガニングハム両氏は「中核事業に注力するためIPO延期を決めた」とし、将来的に改めて上場を目指す考えを示した。