11日、世界遺産の街でもあるインド南部チェンナイ郊外マハーバリプラムで、観光名所の巨岩「クリシュナのバターボール」前に立つ中国の習近平国家主席(左)とモディ首相(AFP時事)
11日、世界遺産の街でもあるインド南部チェンナイ郊外マハーバリプラムで、観光名所の巨岩「クリシュナのバターボール」前に立つ中国の習近平国家主席(左)とモディ首相(AFP時事)

 【マハーバリプラム(印)AFP時事】インドのモディ首相は11日、南部チェンナイ郊外の港町マハーバリプラムで、訪印した中国の習近平国家主席と非公式首脳会談を行った。インド外務省のゴーカル次官は11日夜、記者団に対し、両首脳は「両国にとって過激思想は問題だ」と強い危機意識で一致したと明らかにした。

 会談の内容について次官は「両国共に大国であり、過激思想やテロ思想が多文化、多民族、宗教の多様性といった国の基本構造に悪影響を及ぼすのを阻止してきた点が両国に共通していると首脳は語り合った」と述べた。インド外務省報道官も「極めて建設的な1日となった」と説明した。