国民民主党へ入党届を提出したことを表明する山尾志桜里衆議院議員=16日午後、国会内(春名中撮影)
国民民主党へ入党届を提出したことを表明する山尾志桜里衆議院議員=16日午後、国会内(春名中撮影)

3月に立憲民主党を離党した無所属の山尾志桜里衆院議員は16日、国会内で記者会見し、国民民主党に入党届を提出したことを明らかにした。山尾氏は国民と立民の違いに関し、「象徴的な違いは憲法の議論をしっかり前に進めていくということだ」と説明。「時代が必要とする新しい政策議論・憲法議論の一助になれたらと考え、入党を決めた」と述べた。

 入党を決断した理由については、玉木雄一郎代表が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新たな国家像や憲法論について党として議論を進め、9月をめどにとりまとめる考えを示したことなどを挙げた。

 山尾氏によると、玉木氏を含め国民幹部らと事前に相談することはなく、16日夕に平野博文幹事長を直接訪ね、入党届を提出した。平野氏は手続きを進める考えを示したという。

 山尾氏は3月に立民を離党した際、理由として、憲法改正議論を積極的に行うべきだとの主張に枝野幸男代表が不快感を示したことなどを挙げていた。