IOCのトーマス・バッハ会長は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期された東京五輪について、大会運営に関する様々な決定の期限に言及するのは時期尚早との見方を示した。提供写真(2020年 ロイター)

[9日 ロイター] – 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期された東京五輪について、大会運営に関する様々な決定の期限に言及するのは時期尚早との見方を示した。

バッハ会長は理事会後の記者会見にて「今後数週間、新型コロナウイルスへの対策に関する様々なシナリオについての重要で集中的な議論が行われる」とコメントした。

さらに同会長は大会予選の方式や観客動員に関して「来年の情勢がどうなっているか分からない。最終期限を設定するのには早すぎる」とも述べている。

今年から来年に延期された東京五輪に関しては、日本の橋本聖子五輪相が「なんとしても」21年の開催を維持すべきと8日に発言していた。