【北京時事】中国国家海洋局直属の「国家海洋情報センター」は3日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張するため2014年に開設した特別ウェブサイトに、新たに「デジタル博物館」を設けた。宣伝強化が狙いとみられ、バーチャルの博物館内に中国側の観点に沿った史料や地図などを展示している。

 国営新華社通信は3日、「釣魚島が中国固有の領土だという争いようがない事実を(閲覧者は)一層認識する」と強調した。日本語や英語、仏語などでの展示も今後開設するという。