French President Emmanuel Macron delivers a speech at the end of a visit on the fight against separatism at the Seine Saint Denis prefecture headquarters in Bobigny, northeastern suburbs of Paris, on October 20, 2020. (Photo by Ludovic MARIN / various sources / AFP) (Photo by LUDOVIC MARIN/AFP via Getty Images)

フランスのマクロン大統領は28日、全土を対象に30日から移動を制限するロックダウン(都市封鎖)を導入すると発表した。新型コロナウイルスの急速な感染拡大で国内の医療体制は一段とひっ迫している。

  同国は既に1週間前に夜間外出禁止地域を拡大しており、現在は全人口の約3分の2が対象になっている。医療・衛生当局者は、感染者と入院者が急増しているため、制限措置の厳格化が不可欠になったと説明した。

  マクロン大統領は国民向けのテレビ演説で、「誰も予想できなかったほどの急ペースで新型コロナウイルスが国内に拡散している。欧州全体を襲っている感染の波に対抗するためには、これまでわれわれが講じた措置は不十分だと分かった」と語った。

  これに先立ち、ドイツのメルケル首相は11月2日から1カ月にわたり、バーやレストランの閉鎖など一部経済活動の停止措置を講じると表明した。

原題:Macron Puts France in Lockdown as Virus Sick Swamp Hospitals(抜粋)