[20日 ロイター] – 米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は20日、国内の大規模な原油減産を踏まえると、エネルギー産業が新型コロナウイルス感染拡大で引き起こされた危機からの回復の足かせになる恐れがあると述べた。

ジョージ総裁はエネルギー関連の会合で、これまでは米国の輸出業者は安価な天然ガスの恩恵を受け、原油依存度が高い外国の企業に対し競争上優位に立っていたと述べた。

ただ、現在は需要減を受けた原油減産を反映して天然ガス価格が上昇しており、こうした状況が継続すれば一部の輸出品の競争力が損なわれ、経済全体が追加的な向かい風に直面する恐れがあると警告した。