[14日 ロイター] – 米マイクロソフトは14日、クラウド上で基本ソフト(OS)を使えるサービス「ウィンドウズ365」を発表した。インターネットを通じて場所を問わず様々な端末からウィンドウズが使える。

8月2日からサービスを開始する。アップルやグーグルなど、他社のOSを搭載しているパソコンでも利用が可能。あらゆる場所から簡単に職場などのウィンドウズを使いたいという要望に応える。

コロナ禍で在宅勤務が広がり、コロナ後も会社勤務と在宅を組み合わせた「ハイブリッド型」の拡大が見込まれる中、マイクロソフトの担当者は「ハイブリッドワークへの移行は、いつ、どこで、どのように働くかを柔軟にすることだと考えている」と説明した。

これまで企業がリモートワークを導入するには専門的な知識を持つIT部門が必要だったが、ウィンドウズ365は大きなIT部門を持たない中小企業や学校でも簡単に導入できる。

フォレスター・リサーチのアナリスト、アンドリュー・ヒューイット氏は、学校や企業にとって管理しやすいアップルやグーグルのOSとの競争が激化する中、ウィンドウズ365はマイクロソフトが圧倒的なシェアを維持するのに役立つと指摘した。