個人や自営業者の昨年度の「貯蓄率」は、この20年余りで最も高くなりました。コロナ禍の外出自粛で消費が減った分、貯蓄に回ったことなどが主な要因です。

内閣府が発表した昨年度の「国民経済計算」によりますと、個人と自営業者を合わせた「家計」の手取り収入は320兆円余りで、前の年度よりおよそ12兆円増えました。

一方、このうち貯蓄に回った金額は42兆円で、前の年度より30兆円余りの大幅な増加となりました。

この結果、家計の手取り収入がどれだけ貯蓄に振り向けられたかを示す「貯蓄率」は13.1%となり、前の年度より9.5ポイント上昇して、統計が比較可能な1994年度以降では最も高くなりました。

内閣府では、コロナ禍で政府が行った1人10万円の一律給付の支援策で収入が増えた一方、外出自粛で消費が減った分、貯蓄に回した人が増えたことなどが主な要因だと分析しています。