A commuter walks past the Bank of England in the City of London, U.K., on Monday, Oct. 12, 2020. Photographer: Jason Alden/Bloomberg

米連邦政府は新型コロナウイルスのオミクロン変異株拡大による入院急増に直面しているニューヨーク、ニュージャージーとその他4州の病院に、軍の医療チームを派遣する。

  米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは、国内従業員のオフィス復帰をさらに2週間先送りした。全国的なコロナ感染急拡大が収まるのを待つ考えだ。

ゴールドマンがオフィス復帰を2週間先送り、2月1日まで-関係者

  英国政府はイングランドについて新型コロナ関連の自己隔離指針を変更し、従来推奨していた7日間から5日間に短縮した。オミクロン変異株の感染急増で医療機関や学校、企業で人員が不足していることが背景。新指針は17日付で発効する。

  フランスは英国からの渡航について14日から規制を緩和し、コロナワクチン接種済みの場合は隔離措置を免除し、不要不急の目的以外でも入国を認める。ドイツでは新規感染者数が8万1417人に達し、2日連続で過去最多を更新した。

  中国当局は13日、遼寧省大連市でコロナ陽性との検査結果が出ていた1人について、オミクロン株への感染だったことを確認した。陽性者2人目がどの変異株に感染したかは不明。同国では春節(旧正月)の連休を前に人の移動が増えている。

  韓国は海外渡航者間での感染増を踏まえ、入国規制を強化し、入国前48時間以内のPCR検査を義務付ける。これまでは入国前72時間以内の検査を求めていた。

  ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は3億1730万人、死者数は551万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計96億回を超えた。

原題:Goldman Delays Return; U.S. to Send Medical Troops: Virus Update(抜粋)