[ワシントン 1日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は1日、ロシアのラブロフ外相と会談し、「ロシアによる即時の緊張緩和とウクライナ国境からの軍備撤退」を促したと、米国務省が発表した。

ブリンケン長官はまた、相互の安全保障上の懸念についてロシアと「実質的な交流」を継続する米国側の意思を強調したという。

国務省当局者によると、ブリンケン長官とラブロフ外相との電話会談は約30分で終了。ブリンケン氏は、ロシアにウクライナを侵攻する意図がないのなら、今こそが国境沿いに集結させた軍隊を撤退させ、欧州の集団的な安全保障の強化に向けた真剣な協議を開始する時になると伝えた。

このほか、米国にはロシアとの二国間協議以外に、北大西洋条約機構(NATO)とロシア、および欧州安保協力機構(OSCE)を通した協議を継続する意向があると伝えた。

ラブロフ氏は、ロシアは米国への正式な回答を取りまとめており、プーチン大統領の精査がなお必要になっていると述べたという。

国務省当局者によると、ブリンケン氏とラブロフ氏の次回の会合、もしくは電話会談の具体的な日程は決まっていない。