[ワシントン 1日 ロイター] – 米労働省が1日に発表した2021年12月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が15万人増の1090万人と昨年7月の過去最高(1109万8000人)に近い水準となった。市場予想は1030万人だった。

求人件数は幅広い業種で増加。宿泊・飲食サービス業が13万3000人増となったほか、情報産業、非耐久財製造業、州・地方政府の教育分野でも増加した。一方、金融・保険業や卸売業で減少した。求人倍率は6.8%で横ばいだった。

採用件数は33万3000人減の630万人。専門職・ビジネスサービス業で15万9000人減少した。採用率は4.2%でほぼ変わらずだった。

自発的な離職件数は16万1000件減の430万件と依然高水準。医療・社会福祉、宿泊・飲食サービス業、建設業で減少した一方、非耐久財製造業では増加した。離職率は2.9%でほぼ変わらず。地域別では南部で減少した。