[モスクワ 14日 ロイター] – ロシアのラブロフ外相は14日、プーチン大統領に対し、西側諸国から安全保障を引き出すために外交路線を継続するよう提案した。

プーチン大統領はラブロフ氏に対し、ロシアの安全保障上の懸念に関する合意が得られるのか、それとも交渉が延々と継続するのか質問。

これに対しラブロフ氏は「即座に解決が必要な問題について際限なく交渉を続けることは容認しないと、われわれわこれまでに何度も警告した」とした上で、「機会は常に存在している」とし、「多くの可能性がまだ残されている。現時点では(交渉を)継続し、構築し続けることを提案する」と述べた。

その上で、ロシアが欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)の加盟国に提示した安全保障を巡る提案に対する回答は満足できるものではなかったと指摘。「引き続き各国から具体的な対応を求めていく」と語った。