[ワシントン 13日 ロイター] – 米国のバイデン大統領は13日、ホワイトハウスで初めて開いた東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議で、今回の会議はASEAN10カ国と米国の「新時代」の幕開けになると述べた。

バイデン大統領は「向こう半世紀の世界史の大部分はASEAN諸国で作られる」とし、「米国とASEANの関係において、新たな時代が始まる」と述べた。

これに先立ちハリス副大統領は、米国は東南アジア地域を優先事項と見なしているとし、「インド太平洋国として米国は何世代にもわたり東南アジア地域にとどまり、関与し続ける」と表明。「米国とASEANはビジョンを共有しており、共に国際規範への脅威から防衛していく」と表明した。

ただ、バイデン氏とハリス氏はともに中国を名指しすることはなかった。

米・ASEAN首脳会議は12日にバイデン大統領がホワイトハウスで主催した夕食会で開始。米国はインフラ改善やパンデミック(世界的大流行)対策などに総額1億5000万ドルの支援を確約した。