[5日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は5日、ウクライナ侵攻を受け対ロシア制裁を科している「非友好国」の投資家がロシアの主要エネルギー事業や銀行などの株式を売却することを年末まで禁止する大統領令に署名した。西側諸国による対ロ制裁に対抗する。

石油・天然ガス開発事業「サハリン1」も対象となる。「サハリン2」には適用されないという。

ロシアはこのところ、「サハリン1」や「サハリン2」を巡り権益を持つ外国企業に揺さぶりをかけている。「サハリン1」から撤退を表明している米石油大手・エクソンモービルが3日、保有する30%の権益を「他の相手」に引き渡す手続きを進めていると明らかにしたことを受け、サハリン1に出資するロシアの国営エネルギー企業・ロスネフチは4日、エクソンが一方的に生産を止めたと批判した。