[ニューデリー 15日 ロイター] – インドのモディ首相は15日の独立記念日演説で、電力、防衛、デジタル技術分野における国内生産支援策を掲げる中、今後25年以内に先進国になることを目指すと表明した。

現在71歳のモディ首相は「われわれは生きているうちの今後25年でインドを先進国にしなければならない」と指摘。「それは大きな決意であり、それに向かって全力で取り組むべきだ」と述べた。

世界銀行は現在、インドを1人当たり国民総所得が1086─4255ドルの国を意味する「下位中所得国」に分類。多くの専門家はインド経済が2050年までに米国、中国に次ぐ世界第3位に拡大する可能性があるものの、現在約2100ドルの1人当たり所得は多くの国々と比較して低いままとなる可能性も指摘している。

バイデン米大統領は14日、インド独立75周年に際し声明を発表し、祝辞を贈った。米国とインドは「欠くことのできないパートナー」であり、この先何年もの間、世界の課題に取り組むべく協力し続けるだろうと述べた。