[東京 15日 ロイター] – 山際大志郎経済再生相は15日の会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自身の関係について、岸田文雄首相は「認識していると私は理解している」と述べた。

報道によると、山際再生相は10日の記者会見で、旧統一教会の関連団体への会費1万円の支出と、教会関連イベントへの参加があったと公表したが、第2次岸田改造内閣での再任内定前には岸田首相に説明していなかったことも明らかにした。

10日の内閣改造では、統一教会と関係のある閣僚の多くが交代した。

山際氏は15日の会見で、10日の会見について「言葉足らずだったかもしれない。首相とは日頃からさまざまな案件で密にコミュニケーションを取っているが、ひとつひとつどのような案件に関して、どのようなタイミングでどうコミュニケーションを取っているかに関して言及は差し控えるという趣旨で言ったつもり」と釈明した。

その上で「当然今回の案件(旧統一教会との関係)についても、首相は認識していると私は理解している」と述べた。