[ロンドン 18日 ロイター] – 中国が人民解放軍を訓練するために英軍の現役パイロットや元パイロットを採用しようとしているとされる問題を巡って、英政府は18日、阻止するための措置を講じていると表明した。

BBCは、最大30人の英軍元パイロットが中国人民解放軍の兵士を訓練するために中国に渡航したと報じた。

英国防省報道官は「中国で人民解放軍兵士を訓練するために、英軍の現役パイロットや元パイロットをヘッドハンティングしようとする中国の動きを阻止するため、断固とした措置を取っている」と説明した。

ヒーピー国防担当閣外相はスカイニュースに対し、こうした勧誘は省内で「何年も」懸念されており、情報機関も注視してきたと指摘。

「中国は、世界の多くの場所で英国の利益を脅かす競争相手。われわれの機密にアクセスしようとする彼らの試みは明らかで、わが国の空軍の能力を理解するためにパイロットを採用することは懸念事項だ」と述べた。