[北京 20日 ロイター] – 中国の馬朝旭外務次官は20日、習近平体制下での強硬な外交路線を堅持する考えを示し、外交官の「勇敢に戦う」姿勢を強調した。いわゆる「戦狼外交」路線については国際舞台で裏目に出るとの批判がある。

馬氏は共産党大会に合わせて開かれた記者会見で「勇敢に戦うことが中国外交の精神性」と述べ、「闘志を燃やし続け、戦闘能力を高め、国益と尊厳を守るために常に最前線に立つ」と語った。

英国は19日、中部マンチェスターの中国総領事館前で抗議していたデモ参加者への暴行を巡り、在英中国大使館の公司を呼び出し、事件に関する説明を求めた。クレバリー英外相は抗議活動は平和的かつ合法的なものだったと指摘した。

中国は英政府の見解に異議を唱えている。