• 米住宅価格指数、米消費者信頼感指数、欧州エネルギー危機の好転
  • ツイッター買収完了宣言、スナク英新政権の顔ぶれ
A “For Sale” sign outside a house in Albany, California, US, on Tuesday, May 31, 2022.  Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

米住宅価格指数の伸びが急減速しました。ただ、この統計は2カ月前の8月のものです。同月に5%台だった30年物住宅ローン金利が直近で7%近くにまで上昇していることを考えると、住宅価格の鈍化基調が続くことはほぼ確実です。9月以降、ブルームバーグ商品指数も低下傾向にあり、住宅とコモディティーという主要インフレ要因の変調は金融政策やマーケットにも大きな影響を与えそうです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

急減速

S&P・コアロジック/ケース・シラーがまとめた8月の全米ベースの住宅価格指数は前年同月比13%上昇し、前月の15.6%上昇から伸びが鈍化。上昇率は過去最大の減速となった。倍増した借り入れコストが需要を抑えていることが浮き彫りになった。不動産情報サイト、リアルター・ドット・コムで経済調査を率いるジョージ・ラティウ氏は「冬季に向かうにつれ、住宅販売はさらに減少し、価格の下方調整が続くだろう」と指摘した。

インフレが重し

米民間調査機関のコンファレンスボードが発表した10月の米消費者信頼感指数は102.5と、市場予想(105.9)より大幅に下げ、3カ月ぶり低水準となった。今後6カ月の見通しを反映する期待指数も低下。現況指数は2021年4月以来の低水準を記録した。経済の広範囲にわたる物価の高騰や、積極的な利上げを受けて米国がリセッション(景気後退)入りするとの懸念の高まりが消費者への重荷となっている様子を、10月の指数ははっきりと示した。

劇的な好転

欧州のエネルギー危機が予想外に好転し、ガスがだぶついている。長らく頼っていたロシアからの輸入が減少し、欧州は貯蔵率を引き上げるため世界各地から液化天然ガス(LNG)の輸入を急いだ。例年にない温暖な天候とLNGの調達成功で、暖房需要が生じる前の現時点で欧州のガス貯蔵施設はほぼ満タン状態だ。ガス価格もこのところ急落し、夏季に付けたピーク価格の3分の1を下回る。ただ、気温に左右される度合いが大きく、寒波が欧州を襲えばガス貯蔵率は急速に低下する。

買収完了へ

資産家イーロン・マスク氏はツイッター買収資金の調達に関わっている銀行団と24日にビデオ会議を開き、今週28日までに買収を完了すると宣言した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。銀行団は130億ドル(約1兆9200億円)のデットファイナンスで最終的な与信契約をまとめ上げ、マスク氏に資金を提供する前の最終段階である文書署名のプロセスに入っていると、関係者らは非公開の取引であることを理由に匿名を条件に話した。

有力閣僚を維持

英国のスナク新首相は、ハント財務相を再任した。スナク氏は前任者トラス氏が残した経済面の誤りを「修正する」としつつ、新政権を支持する意向を示す有力な現閣僚を維持した。ハント氏は31日に財政計画を発表する予定。同氏が前政権下で急きょ財務相に起用されて以来、金融市場はある程度の落ち着きを取り戻している。財務相のほか、クレバリー外相、ウォレス国防相も再任した。副首相兼法相には、ジョンソン政権で同じ役職を務めたドミニク・ラーブ氏を指名した。

その他の注目ニュース

日銀初の女性副総裁の誕生なるか、翁百合氏が有力候補トップに-調査

スマホの空き容量不足、ゲームアプリの課題に-グリー前田取締役

GM、7-9月利益は予想上回る-大型トラックや高級SUVが好調