[ソウル 24日 ロイター] – 韓国の尹錫悦大統領は24日、武器輸出の拡大と防衛分野の最新技術開発に向けた取り組みを強化すると表明した。世界4位の武器輸出大国を目指す。

尹氏は5月の就任以来初めて武器輸出促進に関する会議を主催。防衛産業の軸足を国内供給から輸出に移す方策を検討した。会議は国内唯一の戦闘機開発企業である韓国航空宇宙産業で行われた。

同氏は「防衛産業は将来の新たな成長エンジンであり、ハイテク産業の主軸だ」と指摘。「技術覇権を巡る競争が激化する中、将来の戦争で形勢を一変させる兵器システムを開発する技術的な競争力を確保する必要がある」と述べた。

韓国は4カ月前、戦車やりゅう弾砲の輸出など、過去最大規模となる推定で最大20兆ウォン(150億ドル)規模の武器売買契約をポーランドと締結。

尹氏は8月、韓国を米、ロシア、フランスに次ぐ世界4位の武器輸出大国とする目標を発表した。