[ヘルシンキ 8日 ロイター] – フィンランドのカイッコネン国防相は8日、同国とスウェーデンのNATO(北大西洋条約機構)加盟に対するトルコの支持を得るため、トルコへの武器輸出許可も検討すると明らかにした。カイッコネン国防相はトルコの首都アンカラを訪問し、アカル国防相と会談した。

フィンランドとスウェーデンはロシアによるウクライナ侵攻を受けNATOに加盟を申請した。加盟にはNATO30カ国全ての承認が必要だが、トルコは賛同していない。

フィンランドもスウェーデンもトルコに対して通常兵器の禁輸措置は取っていない。しかしフィンランドは、トルコが2019年にシリア北東部に侵攻し、トルコがテロ組織と見なすクルド人勢力を攻撃したことを受け、新たな武器輸出許可を凍結した経緯がある。