• 米企業活動の指標が7カ月ぶり高水準、中国てこ入れ策の発表相次ぐ
  • マイクロソフト時価総額、中国に737MAX納入、加盟さらに前進
Shoppers and pedestrians on Broadway in the Soho neighborhood of New York, US
Shoppers and pedestrians on Broadway in the Soho neighborhood of New York, US Photographer: Shelby Knowles/Bloomberg

米国の基調的インフレは2%割れか。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が重視する「スーパーコア」は、26日に発表される昨年12月の個人消費支出(PCE)統計で、3カ月間の年率ベースが1.9%上昇になる。ブルームバーグ・エコノミクスがこう予想しています。スーパーコアは家賃を除くコアサービス価格を示すインフレ指標です。依然として底堅い各種指標とインフレの落ち着き。狭き道とみられてきた米経済のソフトランディング(軟着陸)達成の条件が整いつつあるのでしょうか。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

7カ月ぶり高水準

米国の製造業・サービス業を合わせた総合購買担当者指数(PMI)速報値は1月に52.3に上昇し、7カ月ぶり高水準となった。 S&Pグローバルが発表した。受注の伸びが堅調さを増し、企業の間で需要見通しへの自信が強まった。市場予想は51、前月は50.9だった。今後1年間に予想される生産を示す指数は、2022年5月以来の水準に上昇。堅調な内需に後押しされた。一方で販売価格の指数は20年5月以来の低い伸びを記録し、米金融当局にとって歓迎すべき兆候となった。サービス業が押し下げた。

矢継ぎ早に

中国当局は預金準備率の0.5ポイント引き下げに続き、追加措置を発表。低迷する不動産と株式相場のてこ入れを図る。中国人民銀行(中央銀行)と国家金融監督管理総局は、不動産開発会社の商業用不動産を担保に実施した銀行融資を、他の融資の返済や債券の支払いに充てることを認めると共同で発表した。この措置は年末まで続けるとしている。中国本土と香港の間で金融投資を促進するための措置も公表した。預金準備率以外に、農業部門や小規模企業向けの再貸し出しと再割引の金利を25日から引き下げることも明らかにした。

時価総額、節目を超える

マイクロソフトの時価総額が一時3兆ドル(約440兆円)に増加した。人工知能(AI)を巡る楽観が同社にとって強い追い風となっていることがあらためて示された。株価は一時1.7%高の405.63ドルを付けた。昨年は約57%上昇していた。マイクロソフトは「ChatGPT(チャットGPT)」を開発した米オープンAIと提携しており、AIの恩恵を最も強く受ける1社とみられている。この日はメタ・プラットフォームズの時価総額も、2021年以来となる1兆ドルに達した。

約5年ぶりに引き渡し

ボーイングは「737MAX」を、2019年3月の運航停止以降初めて中国の航空会社に納入する。フライトレーダー24のデータによれば、中国南方航空向けの737MAXが引き渡しに向けて離陸した。インドネシアとエチオピアでの墜落事故を受け、中国当局が同モデルの運航停止措置を講じてから5年近く。今回の引き渡しは大きな節目となる。品質に関する危機からの脱却を図る上でも一定の好材料だ。アラスカ航空が運航する737MAX-9型機は今月5日、飛行中に機体の一部が吹き飛ぶ事故を起こした。中国南方航空に納入するのはMAXー8型機。報道後にボーイングの株価は一時2.9%上昇した。

ハンガリーも批准へ

ハンガリーはスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を批准すると、オルバン首相がX(旧ツイッター)で明らかにした。議会に対し、「可能な最初の機会」に承認するよう働き掛けるという。オルバン氏はストルテンベルグNATO事務総長と会談した後でXに投稿。前日にはトルコ議会が承認し、スウェーデンの加盟を阻んでいるのはハンガリーだけとなっていた。

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