総務省によりますと、家庭で消費するモノやサービスの値動きを見る先月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として108.8となり、去年の同じ月より2.3%上昇しました。
上昇幅は電気・ガス料金が政府の補助金で抑えられたため、前の月・ことし9月より0.1ポイント縮小しました。
一方、食品の値上がりは続いていて「生鮮食品を除く食料」は3.8%上昇し、上昇幅は前の月から0.7ポイント拡大しました。
このうち「米類」は58.9%上昇と、比較できる1971年以降で上昇幅は最も大きくなり、去年産のコメの需要が引き続き大きいことに加えて新米の価格も上昇したことが要因とみられます。
このほか
▽「チョコレート」が19.3%
▽国産の「豚肉」が6.5%
▽オレンジジュースは29.8%
それぞれ上昇しました。
原材料価格の上昇や、猛暑の影響で供給が減ったことなどが要因だとしています。