【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は6日、トランプ米大統領が外国から輸入された自動車だけを対象とする環境規制強化の検討を指示したと報じた。国内の自動車メーカーの保護が狙い。規制強化が実行されれば、保護主義的な政策が一段と強まり、米国に多くの自動車を輸出する日本のメーカーにも深刻な影響を与えそうだ。

米国は日本などから輸入する乗用車に2・5%の関税を課している。乗用車の輸入を抑え、国内での生産を増やすためには、関税以外の貿易障壁を新たに設けることも辞さないトランプ氏の強硬姿勢が鮮明になった。【共同通信】