[24日 ロイター] – 米フェイスブック(FB.O)の第1・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。傘下の写真共有アプリ「インスタグラム」事業が好調だったほか、広告収入の拡大が寄与した。 

同時に、個人情報問題を巡る米連邦取引委員会(FTC)による制裁金に備え、最大50億ドルの準備金を計上した。 

決算を受け、引け後の時間外取引で、フェイスブックの株価は約5%上昇した。 

第1・四半期の月間アクティブ利用者数(MAU)は8%増の23億8000万人と、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の23億7000万人を上回った。 

総売上高は26%増の150億8000万ドルで、予想の149億8000万ドルを超えた。 広告収入も26%増加し、149億1000万ドル。市場予想は147億7000万ドルだった。 

費用は80.5%急増し、117億6000万ドルとなった。コンテンツ向上やセキュリティー強化に向けた支出増を反映した。 

また、FTCによる制裁金に絡む損失に備えた準備金を、従来の30億ドルから30億─50億ドルに引き上げた。 

株主帰属の純利益は24億3000万ドル(1株当たり0.85ドル)と、前年同期の49億9000万ドル(同1.69ドル)から減少。 

しかし、特別項目を除き、制裁金に対する準備金を含めたベースでの1株利益は1.89ドルと、予想の1.63ドルを上回った。