2017年11月に発射された北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」=朝鮮中央通信が配信(AFP時事)
2017年11月に発射された北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」=朝鮮中央通信が配信(AFP時事)

 【ワシントン時事】米NBCテレビ(電子版)は21日、専門家による人工衛星画像の分析を基に、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発に関連する同国中部・平城の工場で仮設施設などが設置されているのが確認されたと報じた。金正恩朝鮮労働党委員長が6月に同工場を視察したとされ、直後から工場の拡張が始まったという。

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 この工場は軍民両方の車両を生産しているが、2017年11月のICBM「火星15」の発射準備に使われ、正恩氏が視察したとされる。画像を分析した米国の大量破壊兵器専門家ジェフリー・ルイス氏は、ICBMの発射装置の製造または改修のために仮設施設が設置された可能性を指摘した。