20日、インド北部メーラトで行われた国籍法改正に反対する抗議デモで、治安当局に拘束されるデモ参加者(AFP時事)
20日、インド北部メーラトで行われた国籍法改正に反対する抗議デモで、治安当局に拘束されるデモ参加者(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドでヒンズー至上主義を掲げるモディ政権が国籍法を改正し、イスラム教徒を除き周辺国からの不法移民に国籍を与えると決定したことに抗議行動が広がっている問題で、AFP通信は21日、改正法が国会を通過した11日以降の死者数が少なくとも21人に達したと報じた。

 AFPによると、北部ウッタルプラデシュ州で20日、デモ隊と警官隊が衝突し、デモ隊ら10人が銃撃を受けて死亡。また、デモ中に大勢の下敷きになった8歳の少年が犠牲となった。21日も衝突で1人が死亡した。