[ニューヨーク/ワシントン 1日 ロイター] – 複数の関係筋によると、中国・北京字節跳動科技(バイトダンス)は、傘下の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国部門を同社から完全に切り離すことに同意した。 

バイトダンスはこれまでTikTokの米国部門の少数株式を継続保有する意向を示していたが、関係筋によると、新たな提案では、バイトダンスがTikTokの米国部門を完全に切り離し、米マイクロソフトが同部門を引き継ぐ。 

TikTokを巡っては、米政府が個人情報の取り扱いに関する安全保障上の懸念を示しており、トランプ大統領はTikTokの利用禁止命令を早ければ1日にも出す意向を示していた。 

バイトダンスの提案では、マイクロソフトが同部門の個人情報をすべて保護する。マイクロソフト以外の米国企業が同部門を買収することも可能という。 

ホワイトハウスは、トランプ大統領がバイトダンスの譲歩を受け入れるかについてはコメントしなかった。 

バイトダンス、マイクロソフトのコメントは取れていない。