[東京 2日 ロイター] – 総務省が2日発表した8月の完全失業率(季節調整値)は3.0%で、前月(2.9%)から0.1ポイント上昇した。

厚生労働省が発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.04倍で、前月から0.04ポイント低下し、2014年1月以来6年7カ月ぶりの低水準となった。

完全失業率は、ロイターの事前予測調査で3.0%が予想されていた。有効求人倍率は、事前予測で1.05倍が見込まれていた。

8月は、企業側の求人状況を示す月間求人数が前月比で0.9ポイント増えたのに対して、月間有効求職者数は4.7ポイントと大幅に増加した。一方、新規求職申込件数は前月比3.4ポイント減少しており、コロナ禍のなか、求職期間が長期化していると厚労省はみている。