英ヘッジファンド運営会社マーシャル・ウェイスは、アルケゴス・キャピタル・マネジメントのポジション破綻を受けてクレディ・スイス・グループとの関係を縮小した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  アルケゴスの問題が広がったことをきっかけに、クレディ・スイスのプライムブローカレッジではリスクテークを抑制。一方、マーシャル・ウェイスはクレディ・スイスと取引することのリスクを懸念するようになったという。情報が公になっていないとして、関係者らは匿名を条件に話した。

  ビル・フアン氏のファミリーオフィス、アルケゴスがポジション清算に追い込まれた問題に絡み、55億ドル(約5900億円)の損失を負ったクレディ・スイスは22日、ヘッジファンド向け融資を3割削減する計画を発表した。

  関係者によれば、マーシャル・ウェイスは取引先をクレディ・スイスから複数の米銀にシフトしている。マーシャル・ウェイスは約550億ドルの資産を運用する。

  事情に詳しい別の関係者によると、香港の投資ファンドPAGも一部取引をクレディ・スイスから別会社に移した。PAGはプライベートエクイティー(PE)や不動産、ヘッジファンドで約400億ドルを運用する。

  マーシャル・ウェイスの広報担当者はコメントを控えた。香港在勤のPAG広報担当とクレディ・スイスの広報担当はいずれもコメントを控えた。

原題:Marshall Wace Ties With Credit Suisse Reduced After Archegos (1)(抜粋)