オリンピックの競技が本格的にスタートしてから、連日テレビ桟敷に張り付いている。お陰で目は疲れ、頭が痛くなり、運動不足で身体中がだるくなるほどだ。そんな中できのうは若きアスリートたちの大活躍を堪能した。競泳の大橋選手が金メダルを獲得したあと、卓球の混合ダブルス準々決勝に釘付けに。それが終わって柔道、その最中にスケートボードで堀米雄斗金メダルのフラッシュが飛び込んできた。阿部兄弟の決勝戦が始まる前に軽くウォーキング、詩の金メダルには間に合わなかったが一二三はLiveで観戦。相次ぐ金メダル獲得に興奮しながら急いで夕食を取り、サッカーのメキシコ戦に切り替える。2−0で前半を終えた。急いで風呂に入って後半に突入、1点は取られたものの2連勝で予選突破を確実にした。こうしてテレビ桟敷観戦者の猛烈な1日が終わる。ちなみにこの日の感染者は東京で1763人。

ミラクルを振り返る。第1セットを取ったあと第2、第3セットを第7シードのパトリック・フランツィスカ、ペトリサ・ソルヤ組(ドイツ)に連取されリードを許す。卓球は4セットを先にとったほうが勝ち。2−2のあと2−3と先行され、日本はあとがない状態に追い込まれる。ここまではドイツに押され気味。第6セットは戦術を切り替えてなんとか勝利、土壇場で追いつく。この流れで最終セット。最初の1点を先取すれば日本が勝つ、希望的観測はいつも楽観的。ところが先取点どころか日本は開始から5連続失点。ようやく1点を取ったものの、ドイツも着実に加点、2−9と7点差をつけられ形勢は圧倒的にドイツ有利。開き直って日本は4連続得点するものの、6−10と相手にゲームポイントを握られる。あと1点取られれば日本の負け。勝負はあったと思った。だが事実は小説より奇なりだ。ここからミラクルがはじまる。

瀬戸際で水谷・伊藤組は思い切りが良くなった。逆にドイツ組は見るからに緊張感を増している。それからは1点ごとに「ヨシ」と大声を出して手を叩く。あっという間にこのセット2回目の4連続得点。10−10のジュースに追いつく。このあと相手に何度かマッチポイントを握られるが、耐えに耐えた。そして最後は伊藤のサーブをソルヤが受け損ねて熱戦に幕が降りた。最後のスコアは日本の16-14。おそらく日本の卓球史に残る名勝負になるだろう。試合後に水谷は「最後まであきらめなかったことが勝利につながった」と勝因を分析していた。そのあとスケートボード金メダルの試合をビデオで見る。スケボーをじっくり見るのは初めて。堀米は「15歳でプロを目指して単身渡米した」とのこと。15歳で自分の将来を決められる、金メダルよりそちらの方に驚嘆した。日本を捨てた若者がいま世界で羽ばたいている。