トンガ付近の海底火山で起きた大規模な噴火のあと、世界各地で気圧の変化や低周波音を観測したという報告が相次いでいます。

トンガからおよそ1万7000キロ離れたスイスに本部があるWMO=世界気象機関は、スイスの観測所で2.5ヘクトパスカルの気圧の変化を確認したと公式ツイッターで明らかにしました。

世界気象機関は「噴火によって生まれた空気の圧力の波が、ヨーロッパを通過した。私たちが同じ大気を共有していることを示している」としています。

また、アメリカ国立気象局は、トンガから9000キロあまり離れたアラスカ州でも、噴火からおよそ8時間半後、気圧の変化と同時に人の耳でも聞こえる低周波音が記録されたとしています。

さらに、台湾の気象当局の局長も、自身のフェイスブックで台湾でも気圧の変化を観測したと明らかにするなど、世界各地で同様の報告が相次いでいます。