【北京時事】経営危機に陥っている中国不動産開発大手の中国恒大集団は30日、子会社が保有する香港の住宅開発用地が差し押さえられたと発表した。債権者グループとの間で進められている債務再編協議には影響しないとしている。

 子会社は昨年1月、この用地を担保に5億2000万ドル(約600億円)の融資を受けた。恒大は既に借入先と話し合いを行っていると説明。資産を売却することになった場合でも、経営や財務状況に大きな影響はないと強調した。相手側は米投資ファンドのオークツリー・キャピタルだと報じられている。