[ブリュッセル 1日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会が天然ガスをグリーンな投資に認定する方針を発表したことに対し、オーストリア、デンマーク、スウェーデン、オランダの4カ国が反対を表明した。

欧州委員会は昨年末、一部天然ガスと原子力エネルギーを「グリーン投資」に区分する提案をまとめた。

4カ国は「(グリーン投資に)化石ガスを含める科学的な根拠がなく、提案を再検討すべきだ」と表明。1キロワット時(kWh)あたりのCO2排出量が100グラム未満でなければ、天然ガスへの投資をグリーン投資とみなすべきではないと主張した。

EUの技術顧問も先週、同様の提言を行ったが、欧州委員会は、1kWhあたりのCO2排出量の基準を270グラム未満としている。

欧州委員会は近く最終案を発表する予定で、各国の注目が集まっている。