ロシア市場は今年に入り歴史的な下落に見舞われている。ロシア・ルーブルはさらに下げる可能性もあると、トレーダーの間ではみられている。

  23日の外国為替市場ではルーブルがドルに対する下げを拡大し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まった2020年3月以降の最安値を付けた。オプション価格の動向によると、16年に記録した過去最安値を向こう2カ月以内に更新する可能性は50%となっている。ルーブル相場はトレンドラインの突破が目前で、テクニカルアナリストも安値更新の展開を見込む。

  「ルーブルは予想より大きく下落し、弱い展開が続くだろう」とTDセキュリティーズの新興市場戦略責任者、 クリスティアン・マッジョ氏(ロンドン在勤)は述べた。

  ルーブルとウクライナ・フリブナはいずれもドルに対し年初来の下げが7%を超え、世界の通貨の中で騰落率が最悪の部類に入る。ロシアの主要株価指数MOEXは昨年10月から時価総額をほぼ3分の1失った。ロシア市場は祝日のため23日は休場となっているが、RTS株価指数先物は下落しており、取引が再開される24日の厳しい展開が示唆される。

原題:Russian Markets Reeling, With Ruble at Weakest in Pandemic Era(抜粋)