[ドバイ 10日 ロイター] – イラン革命防衛隊の航空宇宙部隊司令官は、極超音速弾道ミサイルを開発したと表明した。同国のタスニム通信が報じた。

イランのミサイル能力に対する懸念が高まる可能性が高い。

同司令官は「このミサイルは高速で、大気圏内外を飛行できる。敵の高度なミサイル迎撃システムを標的にする」と述べた。

極超音速ミサイルは音速の5倍以上で飛行し、軌道が複雑なため、迎撃が難しい。

ただ、こうしたミサイルの試験がイランで行われたとの報告はなく、西側の軍事専門家はイランが兵器の性能を誇張することがあると指摘している。

もっとも、米国が2018年にイラン核合意からの離脱を決めた背景にはイランの弾道ミサイルに対する懸念があった。