[ベリーズシティ 3日 ロイター] – 中米ベリーズのブリセニョ首相は3日、同国を訪問中の台湾の蔡英文総統と会談し、台湾を支持する立場を強調して関係強化を再確認した。

ブリセニョ氏は首都ベルモパンで「ベリーズは、両手を広げてあなたを歓迎します」と述べ、台北からの支援に言及し、奨学金や農業プログラム、病院建設のための1650万ドルの援助に謝意を示した。

また、先月ベリーズ議会が可決した台湾を主権国、独立国として正式承認することを再確認する宣言を賞賛した。

蔡氏は「権威主義的な政権による拡大主義の脅威」について話し「台湾の人々は、台湾海峡の向こう側にいる隣人から絶え間ない脅威に直面している」と中国に言及した。

蔡氏は米東部ニューヨークを経由して3月31日にグアテマラを訪問、同国のジャマテイ大統領と会談した。

グアテマラとベリーズは台湾と外交関係を持つ13カ国のうちの2カ国。約1週間前にはホンジュラスが台湾と断交し、中国と国交を樹立した。

蔡氏は5日、カリフォルニア州でマッカーシー米下院議長と会談する予定。