世界に影響を与えた人物を表紙に掲載する「ことしの人」の特集などで知られるアメリカの雑誌「タイム」誌が売却されることが明らかになり、歴史のある人気雑誌も業界再編の流れを受け、この1年で2度オーナーが変わる事態に直面しています。

発表によりますと、売却先は企業向けのITサービスを行っている「セールスフォース・ドットコム」社の最高経営者夫妻で、個人として1億9000万ドル、日本円で210億円余りで買い取るということです。

タイム誌の編集責任者が「タイムの新しい時代」と題して社員向けに宛てた文書によりますと、夫妻は「タイム誌は世界の歴史・文化の宝だ」と述べたうえで、編集方針などに関与はしない考えを示しているということです。

タイム誌は「世界で最も影響力がある100人」や毎年、その1年間で世界に最も影響を与えた人物や団体などを「ことしの人」として選んでいることで知られ、昨年はセクハラ被害を訴える動きを「沈黙を破った人たち」として、取り上げました。

一方、経営はデジタル化の遅れから、ことし1月には大手メディア、メレディスに買収されており、この1年で2度オーナーが変わる事態に直面しています。