【ニューデリー時事】月の探査を目指していたインドの無人探査機「チャンドラヤーン2号」と地上との通信が7日、予定していた月面着陸の直前に途絶えた。インディアン・エクスプレス紙(電子版)は「要求されるレベルまで減速できず、円滑な軟着陸に失敗した」と報じた。旧ソ連、米国、中国に次ぐ月面着陸は失敗に終わった可能性がある。

「月探査船」打ち上げに成功したインド「宇宙大国」への野望

 南部ベンガルールのインド宇宙研究機構(ISRO)施設で着陸の様子を見守ったモディ首相は、通信途絶を告げられると、「あなたがたの業績は小さくない。勇気を持って前進してほしい」とISRO関係者をねぎらった。