• トランプ氏は国家安全保障チームと対応策を協議
  • 「化学兵器使用への対処は不可欠」と英閣議後に声明
Syrian government soldiers walk past destroyed buildings in the former rebel-held town of Jobar, recently taken by the regime forces, in Eastern Ghouta, on april 1, 2018. Photographer: STR/AFP

トランプ米大統領は12日、シリアでの化学兵器使用疑惑への対応策を国家安全保障チームと協議した。メイ英首相は臨時閣議を開き、閣議終了後の声明で同疑惑への対処は「不可欠」だと表明した。トランプ大統領は安保チームとの会合に先立ちホワイトハウスで記者団に対し、「われわれは全体の状況を非常に真剣かつ詳細に検討しており、何が起こっているのか理解するだろう。世界がわれわれをこのような立場に至らせたことは残念だ」と語った。

英臨時閣議は終了後の声明で、「人道的な苦痛を緩和し、アサド政権によるさらなる化学兵器使用を阻止するため行動する必要があるという点で一致した」と説明。アサド政権への軍事攻撃が始まる場合、メイ首相はトランプ大統領とマクロン仏大統領と共に行動に加わる用意があることを示唆した。

トランプ大統領は12日の早い段階にツイッターへの投稿で、米国のアサド政権軍への攻撃は「すぐに起こるかもかもしれないし、それほどすぐには起こらないかもしれない」と述べていた。

原題:Trump Reviews Syria Strike Options as May Wins Cabinet Support(抜粋)