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クドローNEC委員長とライトハイザーUSTR代表に指示
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TPPに復帰しやすくなった可能性、大統領は何度か確認-上院議員
米中両国の報復関税案を受けて動揺していた市場にとって、今回の大統領発言は政権からの新たな融和的シグナルと受け止められ、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均は上昇した。記者団が会合の部屋を出た後、トランプ大統領はTPPに米国が復帰する可能性を模索するよう、クドロー国家経済会議(NEC)委員長とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表に指示したと議員に話した。
同会合に出席したベン・サッス上院議員(共和、ネブラスカ州)は記者団にトランプ大統領のTPP関連発言を明らかにした。サッス議員は「これまでに比べてTPPに復帰しやすくなったかもしれないとの論点を、大統領は幾度か再確認した」と述べた。
ホワイトハウスはサッス議員の発言内容を確認した。ウォルターズ報道官は発表文で「十分により良い取引には前向きに臨むと大統領は一貫して述べている。そのため、ライトハイザー代表とクドロー委員長により良い取引が交渉できるかどうか再検討するよう求めた」と説明した。
NAFTA再交渉を巡り大統領は、協議は「大幅に進展」しているとしつつも、合意のタイムラインはないと付け加えた。合意は数週間以内に取りまとめられるかもしれないし、5カ月以内にまとめられるかもしれいないとした上で、「私は気にしない」と発言。米国はより良い取引を行い、「農業への対応が取られるだろう」と語った。
原題:Trump Weighs Rejoining TPP as He Tones Down China Trade Threat(抜粋)