アメリカの雑誌「タイム」が選んだことしの「世界で最も影響力のある100人」に、アメリカのトランプ大統領や中国の習近平国家主席とともに、日本から安倍総理大臣やソフトバンクグループの孫正義社長が選ばれました。
タイム誌は毎年、「世界で最も影響力のある100人」として、独自に選んだ世界の人物を発表しています。
19日に発表されたことしの100人のうち、「指導者」の部門では、アメリカのトランプ大統領や中国の習近平国家主席、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長とともに、4年ぶりに安倍総理大臣が選ばれました。
安倍総理大臣について、オーストラリアのターンブル首相が紹介文を寄せ、リーダーシップを発揮して日本経済を再生させ、TPP=環太平洋パートナーシップ協定にも貢献したとしています。
また、各界の重要人物が選ばれる部門では、日本からソフトバンクグループの孫正義社長が選ばれ、「世界が向かう方向をいち早くとらえ進んできた」と紹介されています。
このほか「開拓者」の部門では、ことし2月の銃の乱射事件を受けて銃規制の強化を訴えてきたアメリカ・フロリダ州の高校生たちが選ばれ、オバマ前大統領が紹介文を寄せ「古い規制や時代遅れの慣習を拒否し、世の中を新しい視点でとらえる力を持っている」と称賛しています。