• 「ベスタ」プロジェクトは今年積極的に人材を採用
  • 年内に従業員の家庭に試験導入する意向だが予定は変わり得る

これまで電子書籍端末「キンドル」、スマートスピーカー「エコー」と人々の生活様式を一変させる画期的な製品を世に送り出してきた米アマゾン・ドット・コムは現在、新たな賭けに出ている。家庭用ロボットの開発だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

「ベスタ」プロジェクトと名付けられた家庭用ロボット開発は数年前に始まったが、今年に入って積極的に人材採用に取り組んでいる。これら関係者によれば、アマゾンは年内に従業員の家庭への試験導入を開始し、早ければ来年にも販売したい意向だ。ただ、この予定は変わり得るほか、同社のハードウエア・プロジェクトは過去にも途中で中止されたことが何度かあった。

アマゾンの広報担当は、同社は「うわさや臆測」にコメントしないと述べた。

アマゾンの家庭用ロボット開発の可能性について語るブルームバーグのGerritt DeVynck

(出所:Bloomberg)

原題:Amazon Is Said to Be Working on Another Big Bet: Home Robots (1)(抜粋)