[ワシントン 27日 ロイター] – 北朝鮮が廃棄方針を示した豊渓里(プンゲリ)の地下核実験施設について、米情報当局者らは27日、なお利用可能で容易に閉鎖も撤回できるとの認識を示した。
北朝鮮は過去6回の核実験をすべて同実験場で行った。昨年9月の水素爆弾実験では、爆発規模が巨大すぎたため、実験場全体が使用不能になった可能性を指摘する研究者もいる。同当局者の1人は、トンネル1本が崩壊したとしても他のトンネルが使えると指摘した。
別の当局者は、閉鎖されていても比較的短期間で再稼動が可能と分析する。実際に北朝鮮が核実験を停止し、施設を閉鎖しても「恒久的に使用不能にしたのか、閉鎖しただけなのかを既存の監視体制で突き止めることは可能だろう」と語る。