サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表は28日、1次リーグH組最終戦に臨み、ポーランド代表に0ー1で敗れたものの、1勝1分1敗の勝点4で同組2位が確定、決勝トーナメント進出を決めた。進出を決めたのは「フェアプレーポイント」で、セネガルとの差はわずかだった。

西野朗監督が繰り出した「先発6人入れ替え」や海外のマスコミのみならず日本人サポーターからも激しいブーイングにさらされた「負け覚悟のパス回し」は奇策なのか否か。

日本サッカー協会の相談役の川淵三郎氏はこのゲームについて、自らのツイッターで以下のように書き込んだ。(原文ママ)

まず「残り10分以上ある時点でボール回しを始めた時頭にきた。コロンビアがリードしているとは言えセネガルが一点取ったら終わり。自力で勝ち取れよ!と」と怒りを露わにしたものの、「しかし監督は日本が一点食らうと全て終わる。ボール回しで時間を空費してコロンビアの勝利を信じた方がトーナメント進出の確率が高いと!名監督誕生!」と評価した。

さらに「一点差で仮に負けても決勝トーナメントに進出する可能性が高いと判断しての作戦がピタリ的中した。残り五分位ならいざ知らず10分以上ある中で。しかしこれが裏目に出たら西野監督は一生批判を浴び続ける事になる。その覚悟を持っての決断は誰にも出来るものではない。西野監督は本当に腹が座っている」と絶賛した。(WEB編集チーム)