[ワシントン 5日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)が公表した6月12─13日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、米経済が近く景気後退(リセッション)に陥る可能性があるかどうかが討議されたほか、力強さを見せている経済が通商問題を巡る世界的な緊張の高まりで影響を受ける可能性があるとの懸念が示されていたことが分かった。

FRBは同FOMCでフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.75─2.00%とすることを全会一致で決定。声明から、景気刺激に向け金利を十分に低い水準にとどめることを確約する文言を削除した。

議事要旨では、政策担当者が近いうちに、FRBの利上げサイクルは進んだ段階にあり、FRBの政策が経済を浮揚することも抑制することもない状態になっているとの認識を示す可能性があることも示唆された。