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アプリ搭載、「違法な慣行」を端末メーカーと取り決め-EU
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グーグルは提訴の意向、選択肢を増やしてきたと広報担当
米グーグルに対して欧州連合(EU)は43億ユーロ(約5700億円)の制裁金を科し、基本ソフト「アンドロイド」対応端末での検索やブラウザーアプリの搭載方法を変更するよう命じた。この金額はオランダが毎年EUに拠出する額に匹敵し、競争法違反の制裁としては世界で例のない規模。
EUの行政機関である欧州委員会はまた、グーグルが端末メーカーとの間で「違法な慣行」を取り決めていることについて、90日以内に是正するよう求めた。同委員会によると、グーグルは同社のサービスがユーザーに最初の選択肢となるようメーカーと契約していた。
欧州委のベステアー委員(競争政策担当)は、「グーグルは検索エンジンの圧倒的な地位を固める手段として、アンドロイドを利用した」との声明を電子メールで発表。「こうした慣行は競合企業のイノベーションと実力による競争を排除した」と主張した。
グーグルはこれを不服として、即座に提訴する意向を示した。同社広報担当のアルバーニー氏は「アンドロイドはすべての消費者に選択肢を増やしてきたのであり、少なくはしていない」とのコメントを電子メールで発表した。
制裁額は過去最高に上るものの、グーグル親会社アルファベットの2017年売上高が1109億ドル(約12兆5300億円)だったことに照らせば、16日間の売り上げ分にすぎない。
原題:Google Fined $5 Billion by EU and Told to Alter Android Model(抜粋)